睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠時に一時的に呼吸が止まってしまう病気で「大きないびき」を伴うこともあります。
睡眠中に途中で息が止まるため、脳に十分な酸素がいかず、酸欠になっているので睡眠不足を引きおこします。
また、酸欠の状態で眠っていると「心筋梗塞」や「脳梗塞」などをおこすリスクがあります。
快眠できていないため、「いびきをかく」「日中の疲労感」「記憶力の低下」などの症状が現れます。
このような症状に、お悩みではないでしょうか?
- しばらく無音の後に大きないびきをかく
- 寝起きに倦怠感がある
- 寝起きに頭が痛い
- 寝起きに口が乾いている
- 記憶力が低下したり、集中できない
- 日中、眠気や疲労感を感じる
- 夜中によく目が覚める・熟睡できていない
- 睡眠時に30秒以上の無呼吸状態が続く・呼吸が弱くなる
睡眠時無呼吸症候群は慢性的な寝不足を引きおこし、症状は寝ている時にだけ現れるというわけではありません。
朝起きた時の違和感や昼間の集中力が低下して、「大切な会議に集中できない」「運転中に居眠りをしそうになった」など日常生活に支障をきたすほどの強い眠気を感じることもあります。そのような時は早めに治療を開始しましょう。
マウスピースによる治療方法について
いびきや睡眠時無呼吸症候群は舌やあごが気道を塞ぐことで起こります。
睡眠時無呼吸症候群の治療はいくつかありますが、手軽で負担が少ないのは歯科のマウスピースを使った治療法です。
睡眠中にマウスピースを装着して、舌や下あごを前に突き出した状態で固定するため、気道が確保されて無呼吸・いびきが改善されます。通院回数も少なく、持ち運びもできるので旅行にも最適です。
ただし、すべての方に効果的というわけではなく、重症の場合には効果が不十分なこともありますので、重症度を見極めて治療することが大切です。
マウスピースを使った治療法のメリット
- 装着するだけで、呼吸しやすくなりいびきの改善効果が認められます。
- 耳鼻科的な外科療法やCPAP(鼻にマスクから空気を送る方法)に比べて、患者さまの負担を軽減できます。
- 小さく、持ち運びができて出張などでも使用が可能です。
保険適用について
睡眠時無呼吸症候群改善用のマウスピースには、保険が適応になる場合と自費治療の場合があります。
医療機関で睡眠時無呼吸症候群と診断されると保険適応になりますが、専門の医療機関の診断書・紹介状を取得していただく必要があります。
保険適応時に必要な書類
睡眠時無呼吸症候群の診断を受けるためには、内科・呼吸内科・耳鼻咽喉科の受診が必要です。
その際に、検査を受けたクリニックで歯科医院への診断書を書いてもらって下さい。また、当院へ受診の際は診断書と保険証のご持参をお願いしています。
※医科の診断書がない場合は、自費診療となり50,000円かかります。
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